ABOUT US

Statement

セ・ル・ポエムはフランス語で「それは詩」という意味です。「山路を登りながら、こう考えた」で始まる夏目漱石の『草枕』にインスピレーションを受けたことばです。
夏目漱石は「智に働けば角が立つ、情に棹させば流される、意地を通せば窮屈」であり「人の世は住みにくい」と嘆くのですが、詩つまり芸術が私たちを救ってくれる、と考えました。

東西南北をとわず人間は生活に美を求めて来ました。美しい詩、美しい工芸、美しいアートは世界のあらゆる場所で生まれてきました。そうした美が発する「詩」が人々の心を包み来み、人の世を「住みやすい」場所にかえてきたのではないでしょうか。

セ・ル・ポエムは時代を超えて愛される価値をもつアンティークや工芸、そしてアートを現代生活に取り入れ豊かな詩心に満ちた日々をお届けすることを目指します。

とくにフランスのアンティークを中心にしますが、フランスに限らず世界のさまざまな美を厳選しご紹介したいと思っています。また工芸にかぎらず生活のなかにアートを取り入れる提案も行っていく所存です。

セ・ル・ポエムから発信される「詩」によって皆様の生活が豊かで楽しいものとなることを祈ります。


セ・ル・ポエム エグゼクティブ・プロデューサー 清水敏男

Profile

  • Photo : Herbie Yamaguchi ©

    Executive Producer

    清水 敏男 / Toshio SHIMIZU

    1953年東京生まれ。1977年東京都立大学人文学部フランス文学科を卒業。1983年仏Ecole du Louvre(ルーヴル美術館大学)修士課程修了。1985-91年東京都庭園美術館キュレーター。旧朝香宮邸である同美術館で、アール・デコ装飾の復元に力を注ぎ、建物の魅力を生かしたフランス美術中心の展覧会を担当。1991-97年水戸芸術館現代美術センター芸術監督。欧米の最先端現代美術展を企画するとともに、日本の若手芸術家や、中国・韓国など発展前夜のアジア・アートシーンの紹介にも注力。1997年TOSHIO SHIMIZU ART OFFICEを設立して後、企業や芸術家との協働しで数々のパブリックアート設置を実現。各種イベントのアートマネジメント、現代美術の普及・教育に従事する。2000年「上海ビエンナーレ」芸術監督。ライフワークとしてパリで活躍した画家・藤田嗣治の研究を続ける。

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    Director

    清水 衣里 / Eri SHIMIZU

    横浜生まれ。東京造形大学比較造形学科卒業。2002年TOSHIO SHIMIZU ART OFFICE入社。大手企業や行政と共にアート作品を活用した公共空間づくりや文化プログラムに関する業務を担当。パブリックアート、展覧会、イベント等の企画・運営、美術館・ギャラリーの運営コンサルティングを行なう。その一方で市民や地方自治体による小規模な芸術祭の運営をサポートした経験から、自身が住む神奈川県葉山町で「生活と芸術の間に垣根のない日常」を提案する活動を展開。2020年にアート・アンティーク・工芸作品など多様な創作表現を紹介するC'est le poèmeを立ち上げるとともに、葉山町にアトリエ・ギャラリーをオープン。ディレクターをつとめる。